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フィラリア予防

フィラリア予防HEARTWORM PREVENTION

フィラリア症とは

フィラリア症とは、蚊を介してフィラリアという線虫に感染し、その虫が心臓や肺、その他の臓器に寄生して引き起こされる病気です。
感染すると、発熱、咳、息切れ、食欲不振、体重減少などの症状が現れます。

犬だけでなく、猫も感染するため注意が必要です。

万が一、フィラリアの寄生に気づかないまま症状が進行すると、命の危険を伴うケースもあります。

フィラリア症は予防薬で防げます!

フィラリア予防薬を投与することで、血液中のフィラリア幼虫を駆除することができます。
フィラリア幼虫を駆除し、血管や心臓内で成虫になるのを防ぐことによって、フィラリア症を予防します。

しかし、フィラリア予防薬は予防目的ですので、既に感染している場合には治療が必要です。

フィラリア予防薬の
種類と特徴

錠剤

錠剤には、フィラリアの幼虫を駆除するための駆虫成分が含まれており、フードやおやつに包んで与えることができます。
食物アレルギーや皮膚が敏感な犬でも使用可能で、コスト面でも比較的安価です。
ただし、味に敏感な犬には投与が難しい場合があります。

チュアブル錠

チュアブル錠は、口の中で噛んでから飲み込む錠剤で、おやつ状の製品に駆虫成分が練りこまれています。
錠剤の飲ませづらさを解消し、食べることが大好きな犬に適しています。
ただし、食物アレルギーがある場合には注意が必要です。

滴下薬(スポットタイプ)

滴下薬は、首の後ろに駆虫成分が入った液体を塗布するタイプです。
錠剤やおやつを受け付けない犬や、食物アレルギーがある犬でも使用可能で、確実に投薬できるのがメリットです。
また、塗布後一定時間が経てば予防期間中にシャンプーもできます。
ただし、毛をかき分けて塗布する必要があるため、触られるのが苦手な犬や、動きが激しい犬には適しません。

注射

注射は、動物病院での皮下注射によってフィラリア予防が可能です。
効果は12ヶ月間継続するものもあり、投薬忘れのリスクを減らして確実に予防できるのがメリットです。
ただし、成長期の犬にはおすすめできません。体重が安定してから使用するようにしましょう。

予防前には
フィラリア検査
が必要です

既にフィラリアが体内に寄生している場合、予防薬の投与によって、大量のフィラリアが死滅することがあります。
血管、心臓、肺動脈などにフィラリアの死骸が詰まり、アレルギーによるショック症状、大静脈症候群、心停止などの深刻な症状を引き起こす場合があります。

そのため、フィラリア予防薬を使用する前には、フィラリアに感染していないことを確認するフィラリア検査が必要なのです。

フィラリア検査は、血液を採取して行います。
検査後約10分で、フィラリア症の感染の有無を確認できます。
万が一、フィラリア症に感染していた場合には、治療が必要です。

フィラリア予防薬の
投与期間 

蚊の発生1ヶ月後から蚊が見られなくなった1ヶ月後まで。

※蚊の発生期間は地域により異なります。

最後までしっかり忘れずに、フィラリア予防薬を投与しましょう!