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冬の寒い時期にも犬や猫のノミ予防は大切です

こんにちは。
練馬区石神井町、石神井川沿いの動物病院「酒井獣医科病院」です。
 
「冬でもノミの感染予防って必要なの?」と驚かれた方もいらっしゃるでしょう。
 
動物の血液を吸って生息するノミは、確かに冬の寒い時期にはあまり見かけないかもしれません。
ですが、じつはノミは冬にいなくなるわけではないのです。
 
なぜ冬でもノミ感染の可能性があるのか、また犬や猫をノミから守るための方法についてお話しします。
 
 

ノミは冬の季節でもいなくならない!?温度や湿度など快適な部屋に要注意

ノミの特徴のひとつは寒さに弱いことです。
そのため、気温が低くなると産卵や孵化(ふか)をしなくなり、生息数が減ります。
 
ですが、私たちは寒い冬の時期には暖房をつけ、暖かい部屋の中で過ごすことが多くなりますから、生き残ったノミには、繁殖しやすい環境といえます。
 
また、ノミは乾燥に弱いという特徴も。
寒い時期は、部屋を暖めると同時に加湿もする傾向にありますから、部屋の湿度が高くなることも、ノミの繁殖に良い環境といえるのです。
 
このように、冬の寒さでノミの数が減っても、暖かい部屋の中で繁殖できてしまうため冬でもノミはいなくならないのです。
 
 

部屋の掃除や定期的なシャンプーでノミ対策をしましょう

ノミの感染を防ぐには、部屋はもちろん、犬や猫の体を清潔に保つことが大切です。
 
ふだん犬や猫がいる部屋やよく通る場所なども、こまめに掃除をしましょう。
ソファーやベッド、カーペットなどは、粘着テープで掃除をすると、ホコリや髪の毛などと一緒にノミをとることが可能です。
 
また、毛についたフケや食べカスは、ノミの幼虫のエサになります。
ノミ取りぐしでブラッシングをする定期的にシャンプーをするなど、冬の間も日常のお手入れをしっかりと行い、ノミ対策につなげましょう。
 
 

大切な犬や猫をノミから守りたい!動物病院での予防薬が効果的

残念ながら、ブラッシングやシャンプー、部屋の掃除だけではノミの感染を止めることはできません。
ノミ対策に効果が期待できるのは、動物病院で定期的に予防薬を投与することです。
 
ノミをそのまま放っておくと、犬や猫がかゆがるだけでなく、皮膚炎をはじめとしたさまざまな病気を引き起こします。
私たち人間にも感染する可能性が高くなりますから、1年を通してノミ対策をするようにしましょう。

(出典:厚生労働省‐動物由来感染症を知っていますか? より)

  
練馬区石神井町の動物病院「酒井獣医科病院」では、予防接種をはじめさまざまな治療をご提供しています。


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